参加者の声

第4回目「メルボルン市内はみどころいっぱいです」

メルボルンは、アメリカの旅行雑誌「コンデナスト・トラベラー2014年版」で、「世界で最もフレンドリーな都市」として1位になるなど、これまでにも多くの旅行者が高く評価する都市として知られています。

メルボルンマラソンの発着点となっているのは、メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)で、ここは、1956年のメルボルン・オリンピックのメイン会場となったところです。

普段はクリケットの専用グラウンドとして使用され、2014年のメルボルンマラソンでは、施設改修などのためにグラウンド内にゴールできませんでしたが、2015年大会では、再びたくさんの観客が待つこのグラウンドにゴールできます。

マラソン・フェスティバルの期間中は、出店が立ち並ぶエキスポが行われ、ランナーや家族連れで、にぎわいます。

スタジアム

スタジアム

MCGのそばには、テニスの4大大会のひとつであるオーストラリアオープンの会場となっているロッド・レーバー・アリーナがあります。

2015年は、1月19日から2月1日までの日程で行われ、日本から錦織圭選手が出場し、活躍しました。日本からもたくさんの応援団が詰めかけました。

この大会は、世界のトッププロが勢ぞろいするシーズン最初の大会となります。市内から会場までは徒歩圏内なので、ヤラ川沿いに散策しながら訪れることができます。センターコートは、開閉式屋根付きなので、天候に左右されず、熱戦を心行くまで楽しむことができます。

テニス

テニス

メルボルンは、ビクトリア王朝時代から豊かな歴史と文化を積み重ねてきた街です。高層ビルの間には、歴史ある建物やモニュメントが数多く点在しています。

街の中心にあるフリンダースストリート駅の前には、ビジターセンターがあり、国内外の人たちが立ち寄っています。

市内

市内

また、「ガーデンシティ」とも呼ばれるだけに緑豊かな公園が、点在しています。王立博覧会ビル(ロイヤル・エキシビションビルディング)は、1880年にメルボルンで開催された万国博覧会のために建てられた建物で、世界最古の万博ビルのひとつとして、ユネスコの世界遺産に登録されています。

世界遺産

世界遺産

また、メルボルンはアートの街でもあります。街の路地の壁には、さまざまなデザインの絵や文字が書かれている場所があります。落書きが公認されていて、上書きするのにもルールがないとのことで、ここに立ち寄ると、誰かがスプレー缶で絵を描いています。

落書き

落書き

マラソンのスタートとともに、ヤラ川にかかる橋を渡りますが、ヤラ川沿いは、再開発によって、おしゃれなレストランやバーが立ち並び、外国人観光客も訪れる観光スポットとなっています。

川に架かる橋の欄干には、愛の南京錠がたくさん掛かっています。恋人たちが、永遠の愛を誓って南京錠をかけ、カギを川に投げるもので、最近は恋人たちの観光スポットになりつつあります。

ヤラ川

ヤラ川

フリンダースストリート駅の周辺の道路には、観光馬車が道の両側に並んで、お客を待っています。世界中から訪れる観光客で1年中にぎわっている繁華街は、深夜になっても人通りが耐えません。

しかし、治安はよく、夜遅くでも安心してレストランやバーで楽しい時間を過ごすことができます。

馬車

馬車

メルボルンは、オーストラリアのコーヒーとカフェ文化の中心地でもあります。おいしいコーヒーが飲めるカフェがたくさんあります。石畳の小路は、コーヒーの香りで満たされ、店内でカフェラテなどのミルク入りコーヒーを注文すると、個性あふれるミルクの文様が描かれて出てきます。

また、日本食の店やラーメン店、居酒屋も多く、日本人が経営している店では、「いらっしゃいませ」と聴き慣れた日本語が聞こえてきます。

街中に、2015年から無料区間が増えるトラム(路面電車)がひっきりなしに走っていて、初めてこの街を訪れた人でも、楽に移動できる交通網が整備されています。

それぞれの目標の距離を走り終えたら、さあ、皆で街へ繰り出しましょう。

コーヒー

コーヒー