参加者の声

第1回目「2014メルボルンマラソン・レースレビュー」

スタート

2014メルボルンマラソンのスタート風景

2014年のメルボルンマラソンは10月12日、メルボルン中心部にあるメルボルン・パーク・テニスセンター前をスタートし、メルボルン・クリケットグラウンドまでの42.195キロのコースで行われ、7128人が参加しました。大会は、フルマラソンのほかにハーフ、10キロ、5キロ、3キロウォークの部門があり、全体で3万218人がエントリーしました。

日本事務局を通して申し込まれた日本人ランナーもフルマラソンに42人、ハーフに20人、10キロに8人、5キロに7人、3キロウォークに7人の合わせて84人が、それぞれベストを尽くしました

フルマラソンのスタートとなった午前7時の気温は12度ほど。しかし、ほとんど雲がない好天の中で、昼間の温度は29度にもなり、初夏の陽気の中をランナーは軽快に走り抜けました。

ゴールとなるクリケットグラウンドにトップで帰ってきたのはケニアのドミニク・オンドロ選手(26歳)。昨年に次ぐ優勝でタイムは2時間11分30秒でした。女子は2時間31分5秒で地元オーストラリアのニッキー・チャプル選手(34歳)が優勝しました。

またオーストラリア・ドンカスターACに所属している日本人の谷本啓剛選手(29歳)が2時間20分54秒で男子7位に入り、同時に開催されたオーストラリア・ヴィクトリア州選手権優勝の栄誉に輝きました。

ワーキングホリデーで滞在中の谷本選手は「日本に帰る前に自己ベストを出せて、とてもうれしい」と、話していました。

一方、チームジャパンのメンバーとして、昨年の富士山マラソンから派遣された市民ランナーの女王、村松夏子選手(37歳=静岡県)はフルマラソンに出場し、3時間6分17秒で女子総合25位となりました。

村松選手は、腰に違和感があったそうですが「今回は完走を目指しました。こんなにきれいな街並みと海岸線を走れて、とても幸せでした」とテニスの世界4大大会のひとつ、オーストラリア・オープンが開かれる会場横からのスタートと、F1グランプリのコースでもあるアルバート・レークの湖周回コースなどを駆け抜けるコースを楽しんだようでした。

◆男子の2位以下の選手は次の通りです。
② 2.11.47. テウェルデ・エスティファノス(エリトリア)
③ 2.12.34. アベレ・ベラエ(エチオピア)
④ 2.13.53. エドウィン・コリル(ケニア)
⑤ 2.14.01. サムエル・ウォルデマヌエル(エチオピア)
⑥ 2.14.50. モーゼス・キベト・カンゴゴ(ケニア)